ジャニ、時々、サメ

ステージで輝く人たちと、軟骨魚類が好きです。

10年来のボイパ推しが半年でMADE福士申樹に転がり落ちた話。

皆さん、こんばんは。どうも、つかたんです。

そんなこんなで本日はタイトルの件についてつらつらと。
MADE湾岸の話しとかしてるけどレポにはほど遠い、ただのボイパ推しの考察記事なのでご注意ください。
 
セトリはこちら。

drivemedream.hatenadiary.com

 

ワタシは担当ロックオン型のヲタクなので全体のレポとかは全然出来ないんだけど、その分と言っては何ですが今回はのぶのボイパの話を少々。

というのも、当方アカペラのジャンルで15年ほど活動しておりまして、そのうちの10年強をボイパ推しとして過ごしてきた、かなり特殊なタイプのヲタクなんです。

そんな訳で!今日はワタシが5月のMADEクリエで福士申樹のボイパに落ちた話と、11月のMADE湾岸全ステして感じた、のぶのボイパ成長度についてお話したいと思います。

 

まず、ボイパとは何ぞやってところから。

世間的にもそうですが、ジャニヲタ界隈で特に勘違いされがちなのが「ボイパ=ヒューマンビートボックスという所ですね。これ、実は厳密にいうと別物なんです。っていうか別物として見ている。ワタシは。

まぁ、これはジャニーズでのボイパの先駆けとなる中丸氏がボイパと言いながらヒューマンビートボックスを織り交ぜてパフォーマンスしていることに起因するんですが。

ボイパことボイスパーカッションは、文字通りパーカッションの音色を口で奏でることを言います。更に厳密に言うとパーカッションの中でもドラムセットの音色を奏でる事から、これをボイスドラムスという人も居ます。

それに対してヒューマンビートボックス(以下HBB)はビートボックスという機械から出る音を人間が表現することを言います。なので、ドラムセットよりも機械的で、尚且つスクラッチだったり、様々な音色(おんしょく)が必要となります。

 

全部一緒じゃね?って思った方に、端的に説明すると、

・ボイパ⇒ドラムセット

・HBB⇒それ以外の何か色んな音

と考えると多分ここから先が読みやすくなると思います。

 

そして、ワタシの生息しているアカペラジャンルでは主に前者のボイパが基本となります。ハーモニー+ボイスベース+ボイスドラムセットが基本系。

HBBは一人でも活動出来るっていうか、むしろ、一人で色んな音が出せることが持ち味となるので、ハーモニーと重ねることを必ずしも必要としない気がします。

 

閑話休題

前回5月、友人にクリエ公演に誘われ、ギリギリ個々人の判別がつく(顔と名前とメンカラが一致する)ぐらいの認識で公演に参加したのですが、そこでようやくタイトルに戻ります。

 

そうです、完全に不意打ちでのぶきのボイパにやられてしまったのです

 

BUTTERFLYでの間奏でボイパが始まった瞬間、驚きでペンラの動きが止まったよね。

ジャニーズでもボイパと称してHBBをやる人は居れど、その瞬間聴こえたサウンドはワタシの大好きなドラムセットのそれで。こんなにも綺麗にスネアドラムの音が出せるジャニーズが居たのかと思ったのを記憶しています。

いや、勿論中丸氏の技術もすごいとは思うんです。話しによると彼も10年来それを極めようとして努力してきたとのことなので、確かにリズムキープもすごいというか、まずリズムの組み方が上手い。

でもね、どうしてもHBBなんです。ボイパじゃない。

 

そんなこんなで「一回見たら推しが定まるかなー」とか言ってたくせに、終演後、立派に「のぶき担」になっておりました。まじワタシちょろい。*1

 

という訳で、そこからwebの連載でもボイパの話が出る度にひっそり喜び、手元にあるNEWSの円盤を見漁り、今回の湾岸MADE公演を迎えた訳ですが。

多分、KAT-TUNの曲があるとしても2曲ぐらいで、その両方の曲で間奏にボイパがあるとは限らないので、今回聞けるのは前回と同じく1曲限りだろうと思っていました。

そしたらまさかの1曲目がKAT-TUN

しかもヘドセでのボイパ(音がうまくマイクに入らない)+バックサウンドにもリズム有りで、全っ然ボイパ聴こえなくて、ちょっと正直これで終わっちゃうの?って絶望してたんだけど、そしたらまさかのボイパコーナー

もっかい言うね。まさかの、のぶき単独ボイパコーナー。

 

もうね、ムービングのサスがステージセンターにぎゅっと集まって、そこにのぶきが入っていく姿見て、後半の公演ちょっと泣きそうだった。ど新規のくせに。

湾岸の前に出逢ったストリートのビートボクサーさんの影響か、方針替えなのか、シンプルなボイパのリズムパターンのあとにボイスホイッスルを入れたビートがあって、その後に謎の無言での客席煽りがあって、またリズムに戻ります。

HBBの技には詳しい方ではないので漠然とした説明になりますが、インワードのリズム(多分インワードベース*2にビートを重ねてたはず)のあと、クリックサウンド+リズム。

これが実はHBBの技の中でワタシが一番好きなやつでして。

カラコロっていう舌で奏でるクリックサウンドに更に別のリズムビートを重ねるっていう、やってみるとわかるんだけどかなり上級テクなんですよ。だって、クリックサウンドとリズムは別のビートを刻んでる訳ですからね。

これはどっちがつまづいても成立しないサウンドなので、ホント半年でこれが出来るようになったのかと思うとまじで感動。

最終公演でちょっとクリックサウンドがつまづいちゃったの死ぬほどもったいなかったけど、14時公演は最高にかっこよかったので許す。←

 

そんなこんなですごく偏りのある視点からですが、MADE湾岸公演での福士申樹のボイパコーナーがすごく良かったというたった2,500字程度の感想文です。

ボイパがある程度出来るようになって、ドラムセットが1コーラスでもキープできるようになったら、ピアノと合わせて4人でセッションするのも一つの見せ方なんじゃないかなって思ったりしました。

でも今後もああやってボイパで1コーナーを任せて貰えるとするならば、今の技術にプラスしてあと10秒ずつぐらいは各サウンドでリズムキープ出来るようになると、リズムの変化だったりサウンドの変化がお嬢様方*3に伝わりやすくなるかな、と思ったりしております。

 

最後に、これからMADEの現場のみならずボイパを披露する担当さんがいる方々へのささやかなお願い。

本人が煽りをしない限りはどんなにパターンが一定のリズムでも、手拍子を控えて頂けると嬉しいです。ライブ中の手拍子って本当にリズムが走って(早くなって)しまうので、本人の打刻と観客の手拍子にズレが生じて、リズムキープが本当に難しくなってしまいます。

あと突然のリズム変化で手拍子がばらけてしまって僅かな音を聴き逃してしまうのは本当にもったいない事なので…。

リズムの一音、ブレスショットの一音まで聴き逃さないであげてください。

そんなこんなでそろそろ3000字に行きそうなので、この辺で。

お読み頂きありがとうございました!

*1:ちなみに自分は担当増加式のジャニヲタです

*2:ベースの合間に言葉を挟む技。今回はカウント入れてたね

*3:MADEファンの皆様の呼び名