今更「ベター・ハーフ」感想文~0617によせて~
こんにちは、つかたんです。
今回は4月5月に東京大阪で行われた舞台「ベター・ハーフ」の感想文です。
感想文って普段とっても苦手なんだけど、やっぱりどうしてもこの舞台の感想だけは残しておきたくてパソコンに向かっています。
今年4月にワタシは演劇のメッカ、下北沢にある本多劇場という劇場に通っておりました。目当てはそう、風間俊介さんの主演舞台「ベター・ハーフ」でした。
とはいえ、出演する役者は4人と少ないからか最後まで「風間俊介主演」という冠は付かなかったのですが、ワタシの記憶とWikiの記録が正しければ単独では初めての主演だったわけです。行かない訳にはいかないですよね、これ。
結局、適当に取ったはずのチケットの5日程中2日程に別の予定が被るという紆余曲折があったものの東京大阪合わせて5公演観劇しました。でももっと行けたなって思ったりもする。あと2回ぐらい行きたかった。
チケットは抽選でした。サードステージで申し込んだものは全て当選。嬉しかったですけど、ちょっと寂しかったのも事実です。
しかし、初日最前列センターを引き当てるという2001年のSHOCK以来の自担運*1に恵まれ、2015年4月3日ワタシは本多劇場に向かいました。
鴻上さんの舞台は初めてでしたが、さすが言葉の選び方が綺麗。
ワタシも高校時代から演劇をかじっておりましたが、声に出したくなる台詞が沢山。
まぁ、プロの劇作家さんに何言ってんだか、って話ですが、非常に”ワタシ好み”な会話劇でした。
主人公の諏訪がPR会社に勤めてるんですが、芸能界を夢見るヒロインに対して「僕は物を売るプロだよ」って言って口説くんです。これ!この台詞!!
ワタシ、この台詞だけでもう色々たまらなくなってしまって噛めば噛むほど後からジワジワ来るんです。
「口説く」って、自分と付き合うことでどんなメリットがあるかのプロモーションだと思うんです。つまり自分自身のセールス。そこで相手が最も欲している芸能界という道に導けるのは自分自身だと錯覚させる。相手が最も欲しているのは自分自身だと錯覚させるんです。
それでいて仕事の方が大事とか言うからこの諏訪という男、要注意ですよホントに。
他にも「私のストレス強度を決めつけないで」とか「愛されないのは慣れてるから」とか「こんなに悲劇か喜劇かよくわからないのに」とか「フランス人に殺されればいいのに」とかw色んな台詞が人物が輝いていて、すごく面白かったです。
恋愛が時間によって変化して行って、そして未来へと流れて行く。誰がこう言った理由がどうとか、この台詞の正しい意味は、なんて作り手に確認するものではないと鴻上さんがトークショーでおっしゃってましたけど、本当にその通りだなと。
ほんと悲劇か喜劇かわかんないんですよ。全員がすごく幸せになる訳じゃないんだけど、かと言って全員不幸かと言えばそうでもなくて。
気になる人はぜひ劇場へ…と言いたいところですが、既に5月5日で東京凱旋公演を終えているので良かったら戯曲本をどうぞ。
戯曲本なので慣れないと読みにくいかもしれませんが、慣れると頭の中で人物が如何様にも動くので何度読んでも楽しいと思います。
でもやっぱり会話劇は劇場で見てなんぼだと思うので、再演あればいいのに!!
それで、感想文を書こうと思ったのはやっぱり0617が原因の一端を担ってて。
「0617」という日付は多分一年365日ないし366日の中で一番ジャニヲタがおめでとうって言ってる日なんじゃないかと思うんです。
誕生日が同じになるって数学的にはさほど凄いことではないとは言いますが、それでもやっぱり運命的なものを感じざるをえない感じがします。
お誕生日おめでとう。今年も幸せ溢れる1年になるように祈っています。
って遅刻してるしね!
上手くまとめられなかった!つかたんでした!
*1:SHOCK初観劇で2列目通路横。何が起きたかと思ったわ。